テニスボールをコントロールする為にはフィードバック練習を続ける事が大切です。
フィードバックとは行動や反応をその結果を参考にして修正し、
より適切なものにしていく仕組みの事です。
テニスももちろんこの仕組みを使わなければいけません。
だってどんなに運動神経が発達している人でも
全くの経験なしに
いきなり上手く出来る事などありえません。
ただ、俗に運動神経が良いと言われる人たちは
「このフィードバックシステムの精度が高い」とは
言えるかもしれません。
つまり一つの事から10の事を知る事ができるのか?
それとも一つの事から一つの事しか知る事ができないのか?
ということですね。
さて、ではどうすれば一つの事から10の事を知る事ができるのか?
それはより細かい情報にピントを合わせることです。
自分の意識や感覚を研ぎ澄まし
細かい、小さな情報にも気付くように集中する事です。
では、テニスのターゲット練習で説明してみましょう。
ここに4m四方のターゲットがあります。
そして、また、30cm四方のターゲットもあります。
どちらのターゲットを使って練習した方が
より速く上達すると思いますか?
もちろん答えは30cm四方のターゲットです。
なぜなら30cm四方のターゲットの方がよりシビアなコントロールを
身に付ける事が出来るからです。
4m四方のターゲットでは大きすぎてすぐに的に当るようになるでしょうが
上達はすぐに止まってしまいます。
(ましてやターゲットを置かない基本練習はほとんど役に立ちません)
ところが30cm四方のターゲットにコントロールするように練習すると
話はかなり変わってきます。
だってすぐには当りませんから。
そこにはより細かい情報に気付く集中力が必要になります。
でなければターゲットにコントロールする事ができません。
もう一度言いますが、フィードバックシステムとは
行動や反応をその結果を参考にして修正し、
より適切なものにしていく仕組みの事です。
つまり、30cmターゲットを狙って打った行動の結果
(その結果どんなボールだったのか?)
を参考にし、よりコントロールをよくしていくわけですね。
その為には曖昧な感覚で練習していたのではいけません。
例えば今、1の単位が感じられる集中力や感覚であれば
それを0.1の単位が感じられる集中力や感覚に!
0.1の単位が感じられる集中力や感覚であれば
0.01の単位が感じられる集中力や感覚に!
研ぎ澄まさなければいけないのです。
そうする事によって
自然と一つの事から10の事を知る事ができるようになってくるのです。
つまりフィードバックシステムの精度を高くする事ができます。
でも実はこれはとても簡単な事なのです。
あなたはビックリ箱の中に手を入れる時
どのようにして手を入れますか?
もしかしたら
あなたの嫌いな蛇や蛙が入っているかもしれません。
その時、あなたは全神経を手に集中させて箱の中に何が入っているのかを
探るでしょう。
場合によってはすぐに手を抜く事ができるように、
最高の反応をするように。
どうです?
あなたはテニスのボールを打つときに
自分自身の感覚を研ぎ澄ますように
全神経を集中させていますか?
実はこれがテニスの上達するには不可欠な感覚です。



