試合では必ず、メンタル、テクニカル、フィジカルの全てのバランスを求められます。
どれか一つだけが抜きん出ていても結果はでません。
特にメンタル面で集中力が低下すると他の全てのバランスが崩れます。
集中力の上に全てのパフォーマンスが乗っかっていると言っても過言ではないでしょう。
集中力が切れた為に、普段ならしないミスを犯したりしてしまうものです。
その結果、前半で良いパフォーマンスを発揮しても
最後には相手に押し切られてしまいます。
「あ~あ、もう少しだったなぁ。。。。でも、あの調子が続けば今度は勝てそうだな」
「後半のあのイージーミスがなければ勝てたのになぁ。。。。」
このような結果に終わってしまうわけです。
この問題を解決するためには集中力そのものの時間を
伸ばすように練習しなければいけません。
私達の集中力には時間的限界があります。
これは私達人間が刺激に対応するように本能的に作られているからです。
つまり、同じ事に意識を向け続ける事はそうそう長い時間続けられないのです。
その事を理解して、
集中し続ける時間を長くするようにトレーニングしなければいけないのです。
ところが多くの場合
「あ~あ、もう少しだったなぁ。。。。でも、あの調子が続けば今度は勝てそうだな」
「後半のあのイージーミスがなければ勝てたのになぁ。。。。」
という経験をするとその原因をテクニック的な事で解決しようとします。
その為に集中力は以前のままです。
その結果、次の試合でもやはり同じように
「あ~あ、もう少しだったなぁ。。。。でも、あの調子が続けば今度は勝てそうだな」
「後半のあのイージーミスがなければ勝てたのになぁ。。。。」
と感じる負け方をしてしまうのです。
もちろん、テニスが上達する為にはテクニックを磨く事はとても大切な事です。
ところが集中する時間を長くする事はもっと大切なのです。
この両方をクリアする為には
テクニック練習をしながら集中力を鍛える事です。
つまりテクニック練習の中で自分の意識をボールだけに集めるように練習するのです。
テクニック練習はえてして、意識を結果に集中させがちです。
つまり、上手く出来たか?
それとも、上手く出来なかったか?
という判断を常にするようになってしまいがちなのです。
そして、この思考回路が癖になってしまいます。
ですが、実はこれは試合においてはとてもいけないことなのです。
私達の脳は判断又は分析すると身体の反応が著しく低下するようになっています。
その為にプレイ中に自分の打ったボールを判断、分析すると反応が遅れます。
その遅れがミスにつながってしまうのです。
つまり、試合中に自分のボールの判断をしていては高いパフォーマンスを
発揮する事ができないのです。
その為に自分の打ったボールの判断をせずに、ただボールに集中する事が大切なわけです。
ところが、先ほども言ったようにテクニック練習は
間違うと自分の打ったボールの判断、分析するような癖をつけてしまうのです。
つまり、ボールへの集中力が分散するような事が起こってしまう可能性があるのです。
このようなプレーヤーは一見するととても上手ですが、
好、不調の波が激しく、試合では終盤になればなるほど、
調子が下がってしまう傾向があります。
これはテクニックのみを身につけ、集中力が伴っていない事が原因です。
テクニック練習をする時はテクニックだけに偏らず、
意識をボールに向け続ける事も同時に練習する必要があります。
その為には自分の打ったボールの判断、分析をせず、
ただボールに眼のピントを合わせて観続けます。
そうする事で、脳の中で無意識にフィードバックし、ミスをしなくなっていきます。
そしてまた、意識もボールに集中し続けるわけですから、
集中力も鍛える事になるのです。
このような練習を繰り返すと
試合の終盤においてもボールへの集中が低下する事はなくなってきます。
その結果、終盤で調子を下げる事や大事な場面でのイージーミスもなくなってきます。
そして
「あ~あ、もう少しだったなぁ。。。。でも、あの調子が続けば今度は勝てそうだな」
「後半のあのイージーミスがなければ勝てたのになぁ。。。。」
こんな思いをせずに勝てるようになるのです。



