さて、前日の記事でご紹介していなかった秘訣をお話します。
実はK君が気がつかなかった事はスイングスピードなんです。
私は全く同じスイングでスピードだけを変えて2種類のイメージスイングをしたのです。
つまりスイングの軌道やスイングのふり幅は同じで
スイングのスピードだけを変えてスイングした訳です。
ですから、基本的には誰もが一目で分かるはずなのです。
ところがK君にはボレーをする時にスイングスピードのイメージがなかったのです。
その為に同じに見えてしまったわけです。
もっと言うと、K君はスイングのふり幅や振り方、面の向き、グリップの角度、足の踏み込み。。。。
こういった外見の形に気をとられていたんですね。
その為にスイングスピードに気付かなかったのです。
ちなみにK君は初心者ではありません。
それどころかかなりのレベルです。
俗に言われる、上級者レベルです。
逆に言うとそれだけに足りないままのイメージが
はっきりしていると言っても良いかもしれませんね。
さて、その後のK君はどうなったのでしょう。
私はもう一度彼にイメージスイングを見せました。
今度はちょっと誇張して
そうすると
K君
「あっ!スピード!ですか?」
私
「そのとおり!」
「ところで、K君、イメージスイングする時にスイングスピードをイメージしてるかな?」
K君
「いいえ、ぜんぜん。。。振り方とラケットの面ばかり意識してました」
私
「OK!じゃもう一度スピードをイメージしてスイングしてみよう!」
ここから、彼のスイングはふり幅や振る方向だけでなく、スピードも変わり始めました。
実は彼は、上手くボールをコントロールしようとする意識が強すぎるあまり、
スイングの軌道やラケットの面を確認するので、
スイングスピードが遅かったのです。
ところが、スイングスピードを含めてイメージし始めると
だんだん早く振るようになりました。
そして、しばらくすると
「これでコントロールする事が出来そうです!」と言いました。
そうです!
今度は私が見てもコントロールできそうです。
そして、実際にボールを打ってみました。
最初はスイングスピードが今までと違うためにタイミングがずれていましたが、
すぐに慣れてきました。
そうして、しっかりとボールをコントロールし始めたのです。
この間約10分です。
イメージってほんとに大事なんですよ。
イメージが合えばすぐに結果は変わります。
大切なポイントは五感の全ての感覚を含めてイメージする事なんですね
Kくんの場合はスイングのスピードを全く含めずにイメージしていた為に
結果がでませんでした。
つまり、スイングの軌道や、ラケットの面、身体の動き。。。
これらは特に問題は無かったのです。
ところがスイングのスピードという感覚的なイメージが含まれていなかったわけです。
その為に距離が合わなかったのです。
現実には距離が短くなるスイングスピードだったんですね。
にも関わらず、スピードをイメージしないで修正するものですから、
結果は当然ギャップが生まれますね。
これがK君のロングボレーが上手く出来なかった本当の原因だったんです。
これはお料理に例えると分かりやすいかもしれませんね。
例えば料理の味を調えるのは調味料、素材の味、水加減。。。。
これら全てのバランスで一つの味ができますよね。
それなのに塩の加減だけで味をコントロールしようとするとどうなります?
きっと美味しい味にする事はできませんよね。
これとテニスは同じなんですよ。



